清水さんの引退に思うこと
女優の清水富美加さんが、実質的に芸能界を引退されるようです。(彼女と、幸
福の科学の言い分としては、引退とはまた違うようですが)
引退の理由としては、一点目は仕事に対する限界、二点目が幸福の科学への出家
というもの。
どうしても「幸福の科学」と「出家」などというワードのインパクトが強すぎて
そちらに目がいってしまいますが、本来は「仕事」と「宗教」は別のものとして
とらえなければならないと思います。
まず僕の前提として「幸福の科学という宗教、政治団体を支持していない」。そ
して「仕事の契約を残した状態で一方的にそれから身を引くのはやり方として良
くない」というのが個人的な考え方です。
そのうえでの考えですが、それでもやはり清水さんが責められすぎているような
印象なのです。
今回の各報道のなかでは伊集院光さんのコメントが一番しっくりきています(僕
自身はラジオは拝聴しておりません。Yahoo!の記事を信頼したうえでのことです)。
少なくとも、この国では信仰の自由は認められております。清水さんがどのよう
な宗教に価値を感じるかは彼女の最大の自由であり権利ですので、なんら問題あ
りません。
ただし、これまでとこれからの清水さんの発言や行動に対し、どこまで幸福の科
学の意見が反映されているかは注視すべきでしょう。
仕事の契約、違約金などの話にしても、彼女のみが責められるというのは違うと
思うんですよね。
仕事でのキャパオーバーがあった際、それを幸福の科学に救われたというのなら
ば、それはとても良かったことだと思います。最悪の結果は避けられたのですから。
ただし、「仕事を放棄しても良い」といったニュアンスの指示があったとするな
ら、そこは事務所、清水さん、幸福の科学の三者でしっかりと向き合って折り合
いを探すのが最良なのではないでしょうか。事務所からしてみたら、やはり仕事
をこのような形で放り投げられて大変な思いをされているでしょうから。
それと、「私たちの頃から芸能の仕事とはこうだった」と語る人は、どうにも好
きではありません。
それは、生き残った側の意見でしかなく、清水さんはそれには該当しないわけで
すよ。
そして、その常識は一般社会の常識とは大きく乖離しておますし、「そうだから
そうなのだ!」と言われましても、なんら納得できるものではありません。
自分を褒めたり事務所をかばったりするだけのことで、清水さんのケースとは何
ら関係のないことです。
繰り返しますが、僕は幸福の科学という団体に好意はもっておりません。
それでもやはり、清水さんのこれからの人生が、おだやかであることは願ってお
ります。
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