SNSのケンカ
SNSにおけるケンカってものがあります。
討論とか言いがかりとかディベートとか、色々言い方はあるにせよ、ここでは
「意見の対立=ケンカ」と表現します。
たまに見学をしに行く分には楽しいものです。
異なる意見がぶつかり合うのはエキサイティングですし、勉強になることはたく
さんあります。
ただ、インターネットの社会に慣れている人ほど「ケンカの作法」が似てきてし
まうのは何なのでしょうか。
ぼくが支持する人、嫌いな人、左の人も右の人も、ケンカのやり方はいつも同じ
だと思うのです。
具体的には、
一、ケンカがおこる
二、当事者同士で意見をぶつけあう
三、解決の糸口がみえなくなると、自身の支持者などに意見を拡散してもらう、
逆に支持者の意見を拡散する(私こそが支持されているという格好をつける)
四、相手の人格攻撃をはじめる(どうせ相手はアレな人間だから、とイメージを
まき散らす)
五、先に相手がリングアウトした場合、「逃げた」と宣言。自分から降りる場合
には「嘘に付き合ってられない」などと収める。
だいたいはこんな感じなのではないでしょうか。
名前を挙げたい人はたくさんいますが、無為なのでしません。
どっちにせよ、見ていて気持ちのいいものでは無いな、と思うわけですよ。
それによって嫌いになった人もいます。
ネットの社会とはいえ、社会である以上は「多数決の世界」でもあります。良く
も悪くも。
「いかに拡散できるか」「いかに支持者がいるか」で勝敗が決するケンカなんて
面白くないんですよね。
だったらメチャクチャなロジックを使ったり、暴論吐いて仕事クビになるような
人の方が何%かは好感がもてます。
つまるところ、人が多いところというのは、必ず不自由さもともなうということ
でしょうか。
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