沖縄県の児童4人が、倒れていた79歳の高齢者を救出したそうです。


記事を読んでみると、雰囲気的に「なんだかよさげな話」として書いてあります が、ひとつひとつ精査してみると「ん?これはこれでいいのか?」と引っかかる 点がいくつかあります。

もちろん、それはそういう「子供の英雄話」として書かれた記事ですので、不都 合なストーリーは脇にやってしまうことはあるでしょうし、それはそれで構わな いとも思います。

それよりも気になったのは「ああ、こういうケースって、これからどんどん増え ていくのかな」という事情の方です。

沖縄県が特に高齢者が多いというだけではなく、日本全体の未来として考える事柄だよね、と思うわけです。

高齢者の割合が増えること自体は避けられないわけで、そうなると「道ばたで倒 れている老人」カウント数も自然と増えていくでしょう。

 そして「道ばたで倒れている老人」と対面する確率もあがっていくでしょう。 ふざけ半分の文体ですが、現実としては起こりうる話です。


 さてさて、「道ばた老人」と出会ったとき、ぼくならどうするでしょうか?

 呼吸と脈を確認し、必要なら気道を確保し救急車などを素早く手配、御家族や警 察から称賛される、、、なんてことになるでしょうか? 

記事中にも出てきましたが「車をとめようとした。

4台目で止まってくれた」車 のなかの、最初の3台である可能性だってあるのではないかな、と不安にもなる わけです。

 ここが車通りの少ない所であったら、自分が救わないことで失われる命もあるの かも知れません。

 話の方向がそれましたが、ぼくがこの記事を読んで最初に感じたことは、「こど もはこういう時、対処の仕方が分からないのだな」ということです。

 それは当たり前です。そんな技術は習得していないのだから。 

ですが、それが「当たり前」でいいのかな?と感じるわけです。 

ぼくは「医学の知識」と「薬の知識」くらいは義務教育レベルで取り組むべきで あると思っています。

 科学的な理屈などは必要でなく、「知っておくべき事実」だけでいいので知識と して叩き込んでおくべきと思うんですよね。

 毒物は口で吸い出してはいけないとか、放射能は人から感染しない、とかそうい う当然の知識です。

 今の義務教育の内容ですらも(ぼくからみると)無駄な箇所はそれなりにあると 感じているので、実際に取り組もうと思ったら不可能ではないはずです。 

効果自体はあると思います。 

初期対応が正しく行われたら救える命もあるでしょうし、逆に意味もなく救急車 などを呼ぶケースは減るでしょう。 

この少年達は「大人に助けをこう」形で人を助けましたが、自分達でなんとか出 来るケースを一つでも多く準備しておくことが必要なのかな、と思った次第です。


 記者が伝えたかったこととは全く違う感想を持ってしまいましたが。

peasemile studio

初めての子育てに奮闘する、ただの日常と些細なドラマを綴っていきます。

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