賃貸トラブル開戦

熊本地震において、ぼくの住むマンションは比較的ダメージが少なかった(よう
です)。
外壁が少しやられたくらいで、構造そのものに問題があるようには見えません
(見えないだけかも)。
注釈付きなのは、それらの説明を特に受けていないからです。
「問題があったら言ってくるだろう」と思ってやりすごしていたのですが、二ヶ
月ほど前から異変がありまして。
寝室として利用している和室の畳に、シミというかカビのようなものが見え始め
たのです。
今年は特に蒸し暑く、雨も多かったため、ジメジメした日が続きましたので、そ
れらを最初に疑ったのですが、どうもそんな感じではない。
理由としては、部屋の隅の局地的なところだけカビが生えているということと、
妻は換気に異常にうるさいので窓を開けたり布団も干しっぱなしにしな かった
りと、環境面では気をつかっていたのですね。
そこで一ヶ月以上前に大家に相談したところ「地震で屋上の一部が欠損してい
る。そこから水が漏れてきているのかも知れない」という説明。
「(いやいやそんな話聞いてねえよ)」と思いましたが「早めに対応します」と
のことでしたので、とりあえず待つことにしたのですよね。
ところがそこから一度も連絡などはくることなく、順調に部屋のカビ勢力は勢い
を増していく一方でした。
プリプリと怒る妻を「地震で業者が見つからないんだろうなあ」などと言ってな
だめていたのですが、事件は日曜におきます。
カビのあった畳の隙間から、キノコがはえてきました。
どうなのでしょうか。読まれている方は「なんだキノコくらい」と思われるもの
でしょうか。
ぼくはダメでした。
自分が寝ている部屋にキノコが生えているということが気持ち悪くてしょうがな
く、早速大家のポストに「業者との連絡はどうなっていますか?」と手 紙を入
れました。
(当然汚い言葉などは使っていません。限りなく丁寧に書いたつもりです)
が、そこからなんら連絡なし。
キノコは成長が早いので一日でぐんぐん伸びていきます。
説明のためにも引っこ抜くわけにもいかず、かといってそんなところで寝たくな
いのでリビングで寝ることに。
ぼくが怒るよりも先に、妻がマンションの管理会社に突撃しました(ぼくのマン
ションでは、理由は分かりませんが管理人よりも先に大家に話を通すよ うな仕
組みなのです)。
さっそくマンション管理会社が動いてくれて、すぐに業者がやってきました。出
来るだけ早急に畳と壁の修理に入るとのこと。
「なんだ!すぐに業者来れるんじゃないか!!ってことは大家はなんの連絡もし
てなかったんじゃないか!!」と更なる怒りが追加投入。
そして、今になっても一度たりとも大家からの説明も謝罪もありません。
うん。これはどうなのでしょうか。
自分でも分からないんですよね。
「地震で家を失った人がいるのにキノコくらいで何なのだ」「ほんとに換気は十
分だったのか」と思われても仕方ない状況だよなとは理解しているので す。
そう突っ込まれたら「そうですよねすみません」という気持ちにもなるのです
が、やっぱり怒りはあるわけですよ。
それは「説明がしっかりされていないから」に他なりません。
自分の暮らすマンションが地震によってどのようなダメージを受けたのか。修理
にどれくらい時間がかかるのか。
こちらの問い合わせすら無視する状況に腹がたったのですよね。
残念ながら、今のぼくたちに「だったら引っ越してやる!」という経済的余裕は
ないですし、そもそも熊本県に今、選べるほどの物件がないのです。
なので、グッとこらえてここで暮らしていくことがベターという結論になってし
まいます。
あまりこういう考え方は嫌いなのですが、これからは「ちゃんとしないと積極的
にモメにいきますよ」という姿勢をチラチラ見せながら対応を求めるこ とにな
るのでしょうかね。そういう性格でもないのですが。
出産を間近に控え、よく分からないトラブルがひとつ増えました。

peasemile studio

初めての子育てに奮闘する、ただの日常と些細なドラマを綴っていきます。

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