オシャレはデザインの前提ではない

「デザイン」に関わることで、大きな悲劇がおこりました


デザインウィークでの出展品、ジャングルジムが出火して五歳男児が死亡とのこと。
東京工芸大学の作品らしいですが、同大学はデザイン学校としても、まあ、そこ
そこ良い所といいますか、普通大学で言ったら「同志社大学」とかその くらい
でしょうかね。
完全にぼくの主観ですが。
ぼくは立体デザインはほとんどしませんので門外漢なのですが、「デザイン」の
名のつくもので死者がでるとなると、やはり考えさせられるものがある というか。
考えなければならないだろう、と思うわけです。
情報が出てくる中で、どうも安全面での過信があったような印象です。
そもそもジャングルジムを解放する以上、こどもが遊ぶのだからすぐ近くに監視
員なりいてもいいと思うのですが、どうだったのでしょうか。いたとす れば救
えたように思うのですが。
いずれにせよ、ぼくの答えというか、デザイナーの永遠の課題なのですが。
「けが人」や「死者」がでるようであるならば、それはデザインとして不出来
だったということです。
「お洒落」だとか関係ありません。機能として果たしてない以上は、デザインが
完成していなかったのです。
これに尽きると思います。
このへんは、デザイン関係者以外の方と少し感覚が違うのでしょうが。
いいデザインとは、まずは何よりも「最低限の機能を果たしているかどうか」が
前提と考えています。
死者がでるようなジャングルジムは、デザインとして0点だった、そう言わざる
をえません。
この件に関わった学生さんは、どのような気持ちでしょうか。刑事責任を問われ
るのか分かりませんが、どうか、少しでも世の中を安全にするデザイン を作る
ことを心がけて今後の人生を歩んでいってもらいたいです。

peasemile studio

初めての子育てに奮闘する、ただの日常と些細なドラマを綴っていきます。

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